今日は好みをよく知っている(つもり)の方のお誕生日の贈り物。
最近特に思うことは、お花のイメージは「形」より、ほぼ「色」で決まるような気がする。もちろんデザインも重要だけれど・・・・ただ、ファッションやインテリアで好む色と好きなお花の色はかならずしも一緒ではないけれど。以前発行していたメルマガにこのブログと同じタイトルのエッセイを書いていて、その中のエピソードを思い出したので・・・ちょこっと。
もうだいぶ前のこと。まだSOHOでないころのこと。お客様から電話でお花を配達してほしいとの依頼でした。「今どんなお花があるの?チューリップは?何色があるの?私のイメージはこんな感じで・・・」とけっこう細かく特に「色」を指定。お届けに伺ったところ付き添いの方に手を引かれて出てきた方は全盲の方でした。私の方を見てにっこり笑い、「わがままを言ってごめんなさい。どうしてもこの黄色のチューリップが飾りたかったの」そうおっしゃいました。
「色」のない世界かと勘違いしていた私は、このことをきっかけに、全盲の方の見る感性の研ぎ澄まされた世界は透明感があり、色鮮やかな見たことのない「色」がたくさん存在するのだと感じました。